2010年10月19日火曜日

子どもと親が行きたくなる園

「子どもと親が行きたくなる園」(すばる舎)を買いました。
この間、説明会に行った川和保育園の園長、寺田信太郎氏が記事を書いています。

一見、危険がいっぱいに見える園庭には、事故が起きない理由がありました。
自発性を重要視した、その保育方針には、とても共感します。

わたしは、中学生の頃、なぜかとっても勉強が嫌いで、
まったく受験勉強に、身が入らないでいました。
その後、高校生になり、のびのびと過ごすことができて、
中学時代に、あれ以上、受験勉強をしないでよかったと思うようになったのですが、
そもそも、勉強することや学ぶこと自体は嫌いではなくて、
中学校の型にはめられた教育が、とても嫌だったことを思い出します。

こどもの個性を大切にするという考えは、
ひろく一般に浸透しているように思いますが、
やりたいようにさせるだけではいけないですね。

川和保育園の寺田園長には、実践のための理念がしっかり感じられます。
どういう瞬間にこどもが成長するか、
どんな経験が、成長に必要なのか、
それらを体験するには、どういう場を用意すればいいのか。
はっきりとしたビジョンが、びしびし伝わってくる文章でした。
お勧めの一冊です。