第一印象。このカバーデザインどうなの?
って、そんなことはどうでもよくて、
最初は現職小学校の教員岡崎氏の項。
とっても読みやすい文章。
(本文レイアウトはとてもキレイ。。あったかい感じのイラストもいいし)
こどもが起こす問題や、いろいろな行動の原因をしっかり理解しているひと。
こんな先生にみてもらったら、幸せに思う。
けんかの解決方法が印象的。
謝ればいいのではなくて、本人がわるいことをしたってわかっていればいい。
でも、まわりのみんなも納得するように終わらないと、ノーサイドにならないから、
みんなが納得するように終わる。
敵をつくって見方になる。
まるで、隣国の外交や内政のようにも感じるけど、
いじめやそれに発展する出来事は、この心理で起こっているらしい。
自分自身は小さい頃、そういう友達関係がすごく嫌だったのを覚えている。
そんな外交は苦手だったから、あんまり固定した仲間とつるみっぱなしにはなりたくなかったし。
それらの行動も、家庭での親子関係がどうなっているかが、
とっても影響しているとのこと。
親が子どもにとって安心できる存在になっていない家庭が多いらしいです。
「個性というのははみ出すこと」
という言葉が出てくる。
「はみ出す」「はみ出し者」という言葉自体、すごく懐かしい感じがした。
大いにはみだそう。
親が教育という名目で、習い事をこどもにさせていることを、腹立たしく思っているらしい。
こどもの意思を尊重してあげたほうがいい、という考えみたい。
こどもに聞いてみると、嫌とは言えない雰囲気だった。ということらしい。
親は教育者ではなくて、いつでも愛情を注いでくれる存在でありたいものだ。
という岡崎氏の文章。(口述を文章にしたものみたい)
に続き、佐々木正美先生の文章、そして、対談の内容です。
冒頭からものすごく読みやすかったので、
ちょっと紹介しました。
「友だちってなんだろう」佐々木正美・岡崎勝著、1500円+税
日本評論社