2011年3月8日火曜日

島根県・浜田駅前の喫茶店「日東紅茶ティーパーラー」

新宿から夜行バスで島根県の東の方、浜田駅まで移動しました。
10代の頃とか、熟睡で移動できたんですが、今では、なかなか苦痛な旅。
朝、7時前に到着すると、電車の時間までは間があるので、とりあえず食事をしたい。そして、眠れずに携帯を使いまくってたので、携帯の充電もしたい。
駅周辺を歩いたけど、開いてる店はコンビニかホテルのラウンジか。仕方ないから充電は諦めてコンビニでなにか調達しようかとも思って、駅まで戻ってくると、喫茶店が開店しているではないか!
しかも、こういう鄙びた店なら、充電くらいさせてくれそうだし。

「日東紅茶ティーパーラー」って、だいぶ鄙びてるかな。「伊津商店」って書いてあるぞ。


まぁ、少しだけ勇気をだして入ってみる。
おっと、きちんとネクタイしてる紳士(かなりお歳)のマスターではないか!
「モーニングのBセットでー」
「済みませんが携帯充電させてもらえませんか?」
ということで、こころよくチャージさせてくれた。

カウンターの向こうで、これまたかなり古い感じのサイフォンでコーヒーを淹れてくれてる。客はひとりだから、オレのコーヒーに間違いない。
顔を見てサービスしてくれて、それを受けるっていう普通のことなんだけど、首都圏で、ついつい安い店を選ぶと、そういう機会にはまったく巡り会わなくなる。

ほどなく、セットで到着。
モーニングBセットは、トーストにハムエッグ、サラダにコーヒーがついて550円也。
ハムのふちがかっきりオレンジ色のハムで、どことなく懐かしい。
味とかはともかく、ついぞ出会えないような昔からのサービスが、やっぱり嬉しい。
看板は紅茶の店のようにも思うけど、モーニングセットで紅茶の選択の余地はない。

地元のおじちゃんが来る。
世間話をしながら、朝食を済ませ去る。
そして、また違うおじちゃんが来る。
やはり世間話をしながらコーヒーを飲んで去る。
事件のはなしなんかもしてたなー。
こんな小さな街なのに、なんでそんな事件が起こるんだろうかな。
それなりにはやってる店なのかな。

ぼちぼち、多少の充電が出来たんで、退出。
ふと見ると、となりのテーブル、ゲーム卓ではないか!!
もしやインベーダー?と思い、
「使えるんですか?」と問う。
動くとのこと。でも麻雀らしい。
二階には漫画もたくさんあるとのこと。

夜行バスで浜田に着いて、一休みする場合にはぜひぜひお勧めの店。
駅前にいい感じの喫茶店の残る街。
都市部ではもう実現できない風景だとおもうよ。