2012年7月19日木曜日

三歳になった

今年もシフォンケーキ
長女が三歳になった。
生後四ヶ月からいわゆる普通の発達とは違う道を歩んできた彼女。(詳細は以前の記事参照)誕生日を保育園や、通っている通園施設や家族や親族や、みんなに祝ってもらった。
通園施設では、他の子の母さんがもらい泣きまでしてくれた。みんなハンディを持っている親だから、この節目をこうして迎えた感慨もひとしおという気持ちだ。


姉の自覚
ブログではつい書きそびれてしまったが、3月に次女が生まれて、この長女もお姉さんになった。妹が病院で生まれ家にやってきて、最初は様子が変だと思ったかもしれない。興味半分、疑問半分だったのかもしれない。一応、彼女としてはやさしく、手のひらでペシペシ頭を触ってみたりしていた。
ところが、どうも父も母も、この妹が泣く度にだっこしたりなだめたりと、手をかけていることに気づいたのだろう。今は地味ながらも、たえず主張している。妹に負けるわけにはいかない、と思っているかどうかわからないが、やはり愛情が必要なことは間違いない。ことあるごとに、ずりずりと近づいて膝に手を置いてみたり、母にいたっては、はっきりと「あまえたーい」といわんばかりに、視線で追いかけている。部屋から出て行くと、ドアを見つめていたり。
さらに、泣くことも増えた。食事中に泣く。原因がよくわからない場合が多い。食べ物がまずいわけでもなさそうだし、固いとか噛みにくいとかでもない。情緒不安定というべきなのかもしれない。
そして、声が大きくなってきた。「あー」とか、くちびるをふるわせて「ぶー」とか言うわけだけれど、以前に増して声が大きくなったし、必要以上に声を出しているようにも感じる。これらすべて妹の出現の影響だと思う。

保育園での近況
母が休暇なので、保育園に登園する回数は減っている。
でも、登園すると仲間達が大歓迎してくれる。連れていった父もすごくうれしい。
保育園の先生方は、介助的にも手のかかり、他の子とはちがってより注意が必要なこの長女を、よく面倒みてくれている。連絡帳にも気持ちのこもったコメントを書いてくれる。本当にありがたい存在だ。
この三歳を迎えるにあたり、誕生日カードを作ってくれた。最近彼女が好きという「バムとケロ」の絵本カバーを使っているものだ。
この面倒な子は、時に何がしたいか、何を欲しているか読み取れなかったり、保育者としては匙を投げたいこともあるであろうに、卒園までしっかり向き合っていきますという、強くも温かい気持ちが溢れたメッセージが細かい文字で書き込まれている。本当にこころのこもった、こういう手作りの品には参る。この保育園のお家芸とも思う。
この子がどういう成長をしていくか、一番考え、おそらく現実に一番近いであろう予測をたてているのは、この保育をしてくださっている先生方かもしれない。

次女も泣く
ところで、問題の次女は四ヶ月になった。すくすくと大きくなって、まずは紙おむつのサイズが姉に並んだ。ちょっと太り過ぎだと思う。本当にお相撲さん的な太ももをしている。目下、寝返りに挑戦中。座布団の段差を利用して何度か寝返りをしているが、平らな場所ではまだ未確認。この数日で仰向けの状態で床を蹴り、前進することを覚えた。数秒で1M、2Mと進む。机の下にもぐっていったと思うと、反対側からでてくるという具合だ。まぁ、こちらの成長はひたすら楽しみというところではある。
ただ、父のだっこが嫌いらしく、泣いて機嫌が悪い時に抱いても、一向におさまらないばかりか、ますます泣く。授乳という手段も持ち合わせないので、これには参っている。こりずに向き合っていこうと思う。