帰宅後、祖母に電話すると「思い出になりそうな旅だった」というような話しをしていた。
オレとしては、こどもも赤ん坊ではなくなってきたし、少しはこどもも楽しめる計画を立てたことが、旅のドラマを生んだというか、旅のメリハリがついたのだと思っていたけれど、そういうことばかりではないようだ。
能書きはよいとして、いろいろなことが起こった旅だったので、記憶の褪せぬうちに記しておこうと思う。
一番の事件は、娘が夜中に熱40度!の熱になったこと。
帰宅翌日、昼寝 |
夜中2時に熱くて苦しそうと祖母が気づき、見れば確かにふつうじゃない。
呼吸が早いのと、手がちょっと痙攣っぽい感じもする。
宿で体温計を借りたり、氷で冷やしたりし始め、病院に行こうと話しているうちにも、はぁはぁ言っている様子が尋常ではなく思い、救急車を呼ぶ事に。
ちょっと申し訳ないような気持ちにもなったが、今となれば知らない土地ということもあり、持病があるということもあるので、正しい判断だったと思う。
深夜の救急のドクターというのは、若手だったり小児科は分からないという人だったり、あまりいい印象がないものだが、驚いたことに地元の小児科のドクターが待っていてくれた。非常に丁寧に診察、問診をして、出産からこの3歳にいたるまでの病歴やらいろいろ聞かれて、こちらが驚いてしまった。地方都市というか、この人口2万人の街の市民病院では、当直の医師はおかず、急患が出た時に昼間も担当している医師が呼ばれてくるのだそうだ。
一応点滴をして、休んでいると呼吸も通常の寝息になってきて、体温も38度まで戻ってきたので一安心。血液検査までしてくれたけど、どうもふつうの風邪のようだということで、とにかく宿に戻った。
うちの娘のために起きてきてくれたドクターや、病院の事務の人、院外の薬局のお姉さん。ジーパンに白衣で結果を持ってきてくれた技師の人、みなさん本当にお騒がせしました。おかげで安心して旅を続けることができました。
その後は、予定通りオレの母校を卒業する甥っ子のセレモニーに立ち会い、
その頃には、何事もなかったかのように元気に振る舞っている娘も一緒に、何もない石見に出来た評判の高い水族館アクアスに行く。
アクアスでは、ペンギンに間近で出会えたことが特に思いで深い出来事だ。
なかなかあれだけの空いている水族館でないと、あんなにゆったりと動物と触れ合えないだろう。
こども用やわらか料理 蕪とハンバーグ |
大人もこどももヘトヘトになりながらも、満足の気持ちで帰路に。
飛行機であっと言う間に東京へ着いてしまうと、旅の余韻から抜け出せずに、
旅の思いでを語りながら車で帰宅ということになった。
帰路 富士山 |