2011年5月23日月曜日

ポリオ不活化ワクチン

※この記事の内容は、素人がネットで調べた情報が中心で、誤りがある可能性もありますので、ご注意ください。

ポリオはウイルスで感染する病気で、腕や脚が麻痺したり重傷の場合は呼吸中枢が冒され死にいたる場合もある。しかも、治療法が無いという怖い病だ。

わが娘も二歳目前。そろそろ予防接種をしないといけないと思いつつ、役所の指定した日になると、風邪をひいたりして今日まできてしまった。

ところが、シノシノが前から気になっていた予防接種でポリオに罹ってしまう事例、というのになりはしないかとか気になりはじめた。ポリオの菌そのものの予防接種ではなくて、ポリオにかかってしまう可能性のないワクチンがあるらしい、という情報を仕入れてきた。

早速ググってみた。不活化ワクチンというのが、それらしい。
役所にて無料で接種してくれるワクチンは、経口ポリオ生ワクチン(OPV)というもので、注射ではなくて、口に液体を垂らすやり方で、ポリオの菌そのものをごく僅かに体にいれて、抗体をつくるということらしい。だから、100万人に数人とかいう確立で、必ずポリオを発症する人が出てしまうらしい。今の日本ではこの接種2回で完璧ということになっている。

それに対して、不活化ポリオワクチン(強化型不活化ポリオワクチンeIPV)というのは、尻とか太ももとかに注射するもので、ポリオの菌から体に抗体をつくる為に必要な要素だけを抽出したワクチンらしい。ポリオの菌そのものを体にいれないから、ポリオには罹らない。接種回数は3回から4回らしい。

生ワクチンは、接種が簡単なので、流行をとめる為にたくさんの人に接種する場合などには、とても有効なワクチンで、現在はアフリカや日本で使われている。
ポリオが根絶しているヨーロッパやアメリカ地域では、生ワクチンは使用されておらず、すべて不活化ワクチンで予防接種が行われている。
なぜか、日本では不活化ワクチンは認められていなくて、ごく限られた病院のみで、個人的に輸入した不活化ワクチンを使用して、予防接種が行われている現状だ。この場合には、公の保証もないし、費用も実費だ。

早速、かかりつけの小児科医に聞いてみた。
>オレ>「ポリオのVAPP(OPV 接種者によるワクチン関連麻痺)が気になるのですが」(こんなに簡潔には質問してないが。。。)
>先生>「1年か2年後にIPV(不活化)ワクチンが認可されるという話があるから、それまで待つという手もありますよ。日本では自然感染の可能性はほぼ無いから、わざわざ急いでIPVを個人輸入している医者を探して行くまでも無いと思う。」
ということでした。

なるほど。そういうことなら、待つのもありかも。7歳までに接種すべきなんだが、まだ5年あるし。
という結論になった。

ちなみに、1975年から77年特に76年生まれの人は、ポリオの抗体保持率がすごく低いらしい。ワクチンの質に問題があったとかなかったとか。(まさに該当者だ。娘のうんこから感染とかしたくないしな)