2014年2月2日日曜日

障害児の妹

妹はもうすぐ二歳になる。「もうすぐ二歳!」などと自分で言うくらい順調に育ってきた。人によく成長していると言われるのは嬉しいことだ。親バカかも知れないが、本心で思っているので幸せ(オメデタイ?)なことだと思う。その反面、障害児として順調に成長している長女を思い起こすが、それはそれで良いことと思うことにしている。

何故次女が良く育ってきているのか考えてみたりする。
持って産まれたものがそうだったのかもしれないが、なりふり構わず育児してきた何かが功を奏したのかもしれない。
一つ注目したいのは、ちょっとハンディを持った子の二歳下の妹として産まれたことだ。親は早く育って長女との関わりを手伝って欲しいと、前面には出さないように胸のうちにしまおうとしているが、そこまで演出していないから、すぐに本音を読み取ってくれているむきもあるだろう。障害児を持つ親のなかには、兄弟に負担をかけたくないと努力している人もいるが、うちは全くそういうスタンスではない。姉のおかげで妹は大きくなれると思っているし、親も障害児の家族を持ったおかげで大きくなっていると思う。それは、障害を持った人と暮らすことが決して不幸なことではないと考えているから。どうしても、姉にハンディがなかったらよいのにって思うこともあるに違いない。実際に今でもそういう風に思う瞬間はある。でも、総じて、姉が居てくれて良かったと、妹にも思えるようになってくれればなと願っている。
もう一つは、長女を授かったにも関わらず、病状や様々な心配が勝って両親から子へ上手に注げなかった育児的な愛情が蓄積していて、それを次女に向けて開放することが出来たのかもしれない。
まぁ、こんなこと分析していても仕方ない。二人ともまだまだ小さい子どもだ、親は要求にいちいち応えて信頼関係を築いていきたい。